<< 2020年1/22〜2/2日個展のDM出来ました♪ | main | 今年最後に…。 >>
2019.12.29 Sunday

今年最後にチャレンジしたコンペは…。

0

    クリスマスが終わったらあっという間に年末…

    1年が早すぎて綴りたいことが追いついていません。

    でも、今日は、どうしても今年中に書きたい、

    今年最後にチャレンジしたコンペのことを綴りたいと思います。

    長文ですが最後までお付き合い頂けたら嬉しいです。

     

    今年は、個展が1年なかったので鈴木成一装画塾を受講して以降、

    色々な装画のコンペにチャレンジしました。

    結果は、引っかかりもしませんでした。

    イラストに関しては、全く描いたことがないところからのスタートで、

    自分の絵を探している最中でしたが、

    チャレンジする目標があると日々描くことが楽しくなりました。

     

    来年1月個展準備中のある日、メールが届きました。

    それは、鈴木成一装画塾 2019緊急コンペ開催!!でした。

    このメールを見たとき「来た〜!!!!!!」って思いました。

    作品は和田秀樹さんの「灘高物語」

    和田さんは精神科医、評論家として多くの著作のある方です。

    そんな和田さんの初の自伝的小説ということでした。

    物語に出てくる宿敵の「カツタ」は故勝谷誠彦さんと書かれていました。

    私は、TVで何度か勝谷さんを拝見して面白いおじちゃんだなぁ〜と

    思って見ていました。

    思いもよらず、勝谷さんが灘高出身と分かり、

    その上、和田さんの宿敵!!!なんだか面白そう。

    そう思った途端、参加を決めました。

     

    鈴木成一装画塾の特徴は、実際に鈴木さんにオファーが来ているお仕事の装画なので、

    一等賞をとれば、装画料が支払われます。

    そうです、仕事に繋がるコンペなんです。

    今回も参加費は必要ですが、得るものは大きいと思いました。

     

    以前のブログでも鈴木成一装画塾のお話を綴っているので、

    読んで頂いた方には分かると思いますが、

     

    鈴木さんのディレクションやリクエストを読む。

    ゲラが届く。

    ゲラを熟読。

    ディレクションを元に物語のどこを切り取れば良いのか

    考える。

    イラストを描く。

    作品を提出。

     

    流れはこんな感じです。

     

    今回ゲラが届いたのが9月20日でした。

    そして、10月5日の選考会での提出であれば、

    作品提出当日まで作業した場合17日間ありました。

     

    しかし、私は東京で行われる選考会に行くことができない、

    その上、郵送は10月4日必着。

    岡山に住んでいる私は、遅くても3日の午前中に出さないと間に合わない。

    私に与えられた時間は13日間!!!

    そのスケージュールを見た瞬間スイッチオン!!!

    何かあったら困るので早めに仕上げて2日朝一には送ることにしました。

     

    まず、作者の方が練りに練って膨大な時間と熱量で書き上げた作品を

    熟読する贅沢な作業ですが、読みながらどこを切り取ればいいのか?

    考えて読みました。

    それは、塾を受講した時に、打ち上げで日本ユニ・エージェンシーの鈴木さんと

    お話している時に「本を読んだあと、なんでこの装画になったのか?考えて自分なりに

    答え合わせをしていくと、そのうちどこを切り取れば良いのか?だんだん分かるようになるよ。」

    と教えてくださいました。

    そして、出来るだけ大きな本屋さんへ行ってジャンルは気にせず表紙だけを見て

    気になる本をジャケ買いして、読んだら良いよ。とも教えてくださいました。

     

     

    それから、少しずつですが家事の合間に本を読むようになりました。

    ジャケ買いするので、ページ数は多いものから少ないものまでですが、

    初めの課題で読んだ作品が一気に3作品で、結構なページ数だったので、

    そのあと読むとあまりどの本もページ数を感じず読むことができています。

     

    ただ、ゲラはこれから世に出る本で沢山の方が関わり、

    作者の方の大切な存在なので、家事の合間に読むのは申し訳なくて、

    時間をとって読むことにしています。

    そして、鈴木さんに教えてもらった自主練が効いたのか、

    今回ゲラを読む時間が圧倒的に早くなっていました。

     

    ゲラを短時間で熟読できると作業時間が増やせるので嬉しいです。

    それでも、どこを切り取るのかは迷います。

     

    今回、灘高物語なので、灘高についても色々調べました。

    もし、近くなら学校を見に行きたいと思いました。

    でも、行けないのでネットで資料集めしたり、物語の時代が1970年代なので

    その頃の和田さんたちぐらいの人たちの服装も調べたり、

    物語に出てくるラジオを調べたり、その中からどう描くのか?

    悩みながら描きました。

     

    今回のコンペ何枚提出するのか?最初に自分で決めるので、

    私は2枚にしました。

    本当は3枚とも思いましたが、スケジュールを見てしっかり絞って

    絵を描きたかったからです。

     

    毎回そうですが、どこを切りとるのか?が問題で、

    正解は、鈴木さんの中にあるので、出してみるまでわかりません。

    本当に手探り状態です。

    ただ、前回装画塾を受講した時よりは、どこを切りとったら良いのか?

    なんとなくここかなぁ?と分かるようになったように思いました。

     

    でも、出してみるまで分からない。

     

    どこにもこの先この作品は出さないので、ここへ載せておきます。

    一枚目は主人公ヤダ少年が灘高の正門に居るイラスト。

     

    2枚目は主人公と友人コウ、そして宿敵カツタとその仲間2人が登校している

    イラストを描きました。

    2枚目は、主人公ヤダ少年との間柄を空間で表現しました。

    ヤダ少年は、外見に厳しい一面もありメガネを途中でコンタクトにするので、

    メガネをかけていないイラストにしました。

    正門の文字も悩みましたが、どこの正門か知ってる方しかわからないと思って

    「灘中学校、灘高等学校」の文字も入れました。

    そして作品が無事に出来上がり予定通り送ることが出来ました。

     

    そして、ついに10月5日選考会。

    そわそわドキドキ。

    あ〜やっぱり東京行くべきだった…と思いました。

    それは、やっぱり生で鈴木さんの講評が伺えないこと、

    そして、参加した方の作品が拝見出来ないこと。

    果たして、自分が切り取った所はあっていたのか?

    どれも、分からないからです。

     

    そして、数日後結果がメールで送られて来ました。

    結果は箸にも棒にも引っかからなかったです。

     

    参加人数77人。選考会参加者約50人。

    最終選考には、イラスト3作品、写真1作品 計4作品が選ばれ、

    その中から一等賞に選ばれたのは、イラストレーター丸山一葉さんの作品がこちら。

     

    その作品を見た瞬間「あ〜ヤダ少年!!!!!」

    紛れもなくそこには、物語の主人公のヤダ少年が居ました。

    そして、少ないモチーフの中から沢山の情報が読まなくても伝わる。

    本当に凄い…。(写真は完成品の本です)

     

    結果が出てから更に反省したのは、やっぱり東京へ行けなかった事でした。

    モヤモヤが更に大きくなりました。

    1つやっぱりと思ったのはモチーフになるラジオがあるのですが、

    リサーチしていたのに、私は描かなかったんです。

    でも、やっぱりこのラジオを描くべきだったんだ!!!…と。

    もう反省しかなかったのですが、12月6日に灘高物語が刊行されて

    届いた本を見た時に、丸山さんも灘高の正門を描かれていてビックリ!

    丸山さんは3枚装画を提出してそれを全て鈴木さんは使用したそうです。

    表紙を取って広げると分かります。

     

    私が切り取ったモチーフは、間違っていたのか?あって居たのかは?

    講評を聞いていないので、分かりませんが正門を描いたのは、

    微かにかすっていたのかも知れないと思いました。

     

    このコンペを取材して下さってBusiness Journalさんが記事を書いて下さっています。

    私は東京の選考会へ行けなかったのでこの記事が読めて本当に良かったです。

    ぜひ、こちらも読んでみて下さいね。

    「あの人気精神科医が初小説を執筆、装幀家・鈴木成一氏が装画コンペ開催…選ばれた快作は?」

     

    そして、来年2020年度鈴木成一装画塾 東京・京都 全3回コースがあります。

    只今、募集されています。

    詳細はこちら→「 2020年度 鈴木成一装画塾 」

    私も京都の装画塾を受講希望を出しています。

    先日ある記事を読んでいたら本が贅沢品の1つになって来つつあると書かれていました。

    消費税が10%になり、生活がままならず必需品ではない本は購入したくても出来なくなり、

    さらにデータで本が読める時代…。

    だからこそ、本屋さんで選ぶ1冊の本の装画には重みがあると思います。

    そして、そこには沢山の方の思いが詰まっています。

     

    ぜひ、装画に興味がある方は鈴木成一装画塾を受講してみて下さい。

     

    第一線でお仕事をしている鈴木成一さんに直接講評してもらえる上に、

    依頼が来ている作品が課題なので採用されれば装画料が頂けます。

    私は模様というジャンルから装画へ挑戦しましたが、今はイラストも描いています。

    どこにキッカケがあるのか?本当に分からないと思いました。

     

    そして、私の装画への挑戦は、まだまだ始まったばかりです。

    自分が一歩踏み出して行けば、そこには自分の想像していない出会いが沢山ありました。

    そして、一年前の自分には想像出来なかった未来がありました。

    この先も、装画への挑戦を続けて行きます。

     

     

    最後まで読んで頂きまして、本当にありがとうございました。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    2020.05.28 Thursday

    スポンサーサイト

    0
      コメント
      コメントする








       
      Calendar
       123456
      78910111213
      14151617181920
      21222324252627
      282930    
      << June 2020 >>
      PR
      ブクログ
      Twitter
      Selected Entries
      Categories
      Archives
      Recent Comment
      • 浮かれた心を見透かされる…。
        Zakuro (09/22)
      • 浮かれた心を見透かされる…。
        Dy (09/21)
      • アラパープさん最後の展示をするのは、切り絵作家 大倉美弥さん!
        Zakuo (10/08)
      • アラパープさん最後の展示をするのは、切り絵作家 大倉美弥さん!
        みえ (10/08)
      • アラパープさん最後の展示をするのは、切り絵作家 大倉美弥さん!
        Zakuro (10/07)
      • アラパープさん最後の展示をするのは、切り絵作家 大倉美弥さん!
        みえ (10/05)
      • アラパープさん最後の展示をするのは、切り絵作家 大倉美弥さん!
        Zakuro (10/05)
      • アラパープさん最後の展示をするのは、切り絵作家 大倉美弥さん!
        みえ (10/04)
      • Konokaとアートツアー「スサイタカコ展〜ネイロノイバショコロコロハズム」
        Zakuro (10/07)
      • Konokaとアートツアー「スサイタカコ展〜ネイロノイバショコロコロハズム」
        MIE KONO (10/07)
      Recommend
      Links
      Profile
      Search this site.
      Others
      Mobile
      qrcode
      Powered by
      30days Album
      無料ブログ作成サービス JUGEM